服600着を捨てたら「黒いカーディガン屋」が開けそうになった話

服600着を捨てたら「黒いカーディガン屋」が開けそうになった話
ムンク

こんにちは、ムンクです!

今日は引っ越し準備の中で服を600着も手放した話です。

寝室のクローゼットから、溜めに溜め込んだ洋服たち——自分のクセと積み重なった時間と泣き笑いするしかない現実が大量に溢れ出てきました。

この記事に書いたこと
  • 服を全出しして見えてきた野望と習癖
  • 黒いカーディガン50着に象徴される時間の堆積
  • 持ちすぎた暮らしを今の自分に合うサイズへ戻していく感覚

存在さえ忘れ去っていた服を捨てるより難しかったのは、「まだ着るかも」「まだ売れるかも」という野望を手放すことでした。

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持ち家を手放す準備でいちばん苦しかったのは片付けではなかった話で、20年もの間ずっと封印してきた荷物と気持ちの整理に苦しんでいると書きましたが、この記事では大量の洋服を通して見えてきたことに的を絞ります。

服を減らそうとし全出しするも量に圧倒

セオリーに則り、クローゼットの中身を全出し1するも、まずはその量に圧倒されました。最終的に手放した衣類は部屋着やインナー類まで含めると600着近く。あまりの数に思わず笑ってしまいましたが、とにかくなんとかしないとなりません。

片付けや断捨離を試みたことがある人ならわかると思いますが、最初に取り掛かるべきは服。選別に時間のかかる写真やなかなか手放せない思い出の品に比べて、取捨選択しやすいカテゴリと言えます。

学人:まなびと

断捨離の極意「全出し」ですね

ムンク

もう笑うしかない!

もともと服が好きでした。ハイブランドにあまり興味はなく、ファストファッションを工夫して着回しながらトレンドを楽しむスタイルです。仕事でもファッションやヘアケア、コスメに関わることが多くて、服は日用品というより自己表現のアイテムでした。母も祖母もそのまた母も「着道楽2」と聞かされてきたので、これは血筋すなわちDNA継承にほかなりません。

都営住宅の入居準備は何から始める?片付け・買い物・手直しの優先順位でも話題にしているミニマリスト筆子さん3提唱の「野望ガラクタ4」という概念ですが、私の場合は管理しきれない大量の服を持ち続けることが、なりたい自分に近づく野望そのものだったのです。

似たような服ばかり買ってしまう病(やまい)

数の衝撃が落ち着くと、今度は似たような服ばかりを何度も何度も買っていた習癖が襲ってきました。

これは、多くの服好きな女性が体験するのであろう「似たような服ばかり買ってしまう病(やまい)5」の典型的な症状で、色も形も同じ方向を向いている服を繰り返し欲してしまうというもの。

学人:まなびと

言われてみれば自分もそうかも

ムンク

コレクション欲求もあるよね

ちなみに「似たような服ばかり買ってしまう病」は、心理学的にもそれなりに説明がつきそうです。

・単純接触効果
・現状維持バイアス
・選択疲れ
・損失回避
・自己イメージの固定

詳しくはいつか[こちらの記事(※準備中:近日公開予定)]で掘り下げるとして、今回の片付けで目の前にあったのは理論ではなく現物でした。

私のクローゼットは、見事に似たような服たちが肩を寄せ合っていました。

黒いカーディガンだけで50着!専門店が開けそう

服600着を捨てたら出てきた大量の黒いカーディガン
片付けというより「黒いカーディガン屋」の棚卸!? ※画像はイメージです

そのなかでも圧巻だったのが、黒いカーディガン。セーターでもカットソーでもなく、カーディガンであることがポイントです。カーディガン、カーディガン、またカーディガン。

数えたら、50着ほどありました。 長袖、半袖、七分袖。ロング丈、ショート丈、ボレロ。 素材もウールにナイロン、ポリエステル、フリース、モヘア、レースなどなどなどなどetc…… 並べてみると間違いなく「黒いカーディガン専門店」が開けそうな品揃え。

笑いました。笑うしかありませんでした。 一着一着は確かに違う。素材も丈も微妙に違う。 でも同じ方向を向いた服が、何年もかけてここまで集まっていたとは驚きです。

結局、残したのは3着ほど。9割以上捨てて「黒いカーディガン専門店」は閉店。営業期間:約20年。

ムンク

今後のために店の看板は残しておこうっと

学人:まなびと

いや残さなくていいから

昔の服はサイズも含めてアンビリーバブル!

片付けをしていると、かなり昔の服も出てきます。 そして面白いのが、流行は繰り返すというのが実証されていたこと。今見ても「昨日買いました」みたいなデザインものもあれば、逆に「これは本当に私が着ていたの?」と思うものもあり、実に興味深いです。

ただ、もっとアンビリーバブルだったのはサイズでした

身体に当ててみると、合わないものが多い。「合わない」というより、もはや「入らない」。タイトスカートに脚を入れてみて途中で止まったときは、子どもの服かなとタグを二度見しました。

ムンク

もはや別人サイズ

服って、サイズだけでなく、そのときの自分まで残しているのだと思います。

状態の良いものはメルカリへ、流行遅れでも綺麗なものは自治体の資源回収へ、もうどうにもならないものは45リットルのゴミ袋6へ。気づけば、ゴミ袋は服だけで30個以上。時間も想い出も、服と一緒にずいぶんと整理できました。

持ちすぎた暮らしを今の自分に合うサイズへ

持ち家を手放して都営住宅へ移ることは、世間的には「縮小」や「降格」に見えるかもしれません。でも今の私には、少し違う感覚があります。

服の片付けをしながら感じたのは、「持ちすぎていた」というより「合わなくなっていたものを、ずっと持ち続けていた」ということでした。サイズが変わった服と同じように、暮らしの規模もどこかで今の自分からズレていったのかもしれません。

都営住宅の入居準備を進めながら、今度は今の自分に合う量を選び直す番だと思っています。昔の自分を全部持っていくのではなく、今の自分に合うものだけを持っていく。それは「後退」でも「妥協」でもなく、今の自分への少し遅れた現実的な贈り物だと思っています。

服を600着捨てて荷も心も再出発へ

それでは、本記事の着地点です。

都営住宅への引っ越しを機に、服を大量に捨てて見えたのは自分の野望と習癖。それは少し恥ずかしくて少し愛おしい発見でもありました。

この記事の着地点
  • 服を600着捨てて野望と習癖も一緒に断捨離
  • 黒いカーディガン専門店はきれいさっぱり閉店へ
  • 持ちすぎた暮らしを今の自分に合うサイズへ戻すのは自分への贈り物

このあとは「都営住宅の下見に行ってきた!良くも悪くも想像と違った現地レポート」にて!

ムンク

最後まで読んでいただきありがとうございました!
もう黒いカーディガン買わないように気をつけます…


  1. 全出し:収納の中身を一度すべて出して、持ち物の量や種類を可視化する片付け方法。服や書類など、同じ種類のものをまとめて見直すときに効果が大きい。 ↩︎
  2. 着道楽:きどうらく。衣服や装いに強い関心を持ち、おしゃれを楽しむこと。また、そのような人。 ↩︎
  3. ミニマリスト筆子さん:ブログ「筆子ジャーナル」を運営するカナダ在住のライター。持ち物を減らす考え方や実践について長年発信するミニマリストブロガーの先駆け的存在。服の持ち方についての記事も多い。 ↩︎
  4. 野望ガラクタ:「いつか使うかもしれない」「やせたら着るかもしれない」など、なりたい自分や叶うかわからない望みのために持ち続けているものを指す概念。持っていること自体がストレスになるケースも多い。 ↩︎
  5. 似たような服ばかり買ってしまう病(やまい):ムンクが勝手にそう呼んでいる、同じ色・同じ形・同じ用途の服を何度も買ってしまう現象。心理学でいう単純接触効果、現状維持バイアス、選択疲れなどとも関係がありそう。 ↩︎
  6. 45リットルのゴミ袋: 家庭でよく使われる標準的な大きさ。衣類の場合、10〜20枚程度は入る。1袋当たり重さ3〜5kg前後。 ↩︎
この記事を書いた人
管理人:ムンク

ムンク

人生の難問に「最終解」を探すブロガー

都心湾岸部在住の個人事業主
離婚・持ち家売却・都営住宅など難問の「最終解」を発信!
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