都営住宅に1か月住んだら入居前の不安はほぼ取り越し苦労だった話

都営住宅に1か月住んだら入居前の不安はほぼ取り越し苦労だった話
ムンク

こんにちは、ムンクです!

引っ越しと片付けに追われているうちに、ブログの更新がすっかり空いてしまいました。今日は、都営住宅に住み始めて1か月ちょっと、入居前にあれほど膨らませていた不安が実際どうなったかの話です。

2年8か月・12回の応募を経てようやく都営住宅への入居が決まったはずなのに、引っ越しが近づくにつれて気持ちはなぜか晴れやか一色ではありませんでした。戸建ての持ち家を手放し、20年近く暮らした場所を離れ古い団地へ移る。しかも、戸建てで生まれ育った息子にとっては、初めての集合住宅1暮らしです。

外の音はどのくらい聞こえるのか。ご近所とうまくやっていけるのか。中高層階とはいえ虫は本当に大丈夫なのか。古い設備で暮らしていけるのか。そして何より、自分たちの生活音で周囲に迷惑をかけないか。

引っ越し前の私は、まだ起きてもいない心配をせっせと集めて、頭の中に「不安の段ボール」を積み上げていました。

この記事に書いたこと
  • 戸建てから集合住宅へ移って一番心配だった生活音のこと
  • 都営住宅に1か月住んで分かった入居前の不安と現実の違い
  • 持ち家より小さな家に移って暮らしが少し軽くなったこと

結論から言うと、入居前の不安はほぼ取り越し苦労でした。

もちろん、すべてが快適で何の問題もないという話ではありません。網戸やエアコンでは早々に洗礼を受けました。片付けもまだ終わっていません。それでも、「ここで本当に暮らしていけるのだろうか」という正体の分からない大きな不安は、1か月の暮らしを経てずいぶん小さくなりました。

同じ状況の方の体験談はこちらもどうぞ(ブログ村へ)

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私が持ち家を手放し都営住宅に応募することになったきっかけ以下の記事にまとめています。

都営住宅に1か月住んで分かった3つのこと

まず、入居前に心配していたことを振り返ってみます。

生活音、ご近所、虫、古い設備、部屋の狭さ。どれも気になっていたのですが、1か月暮らしてみると不安の大きさと実際の困り具合は少し違いました

入居前の不安実際に1か月住んで感じたこと
自分たちの生活音今も気になるが基準が少し分かってきた
周囲の騒音生活音は聞こえるが安心材料にもなった
ご近所関係皆さん感じが良く今のところ問題なし
自治会・当番管理体制が明瞭でとても安心できる
虫対策心配したからこそ先回りできた
古い設備不便はあるが思ったより便利に暮らせる
持ち家からの住み替え小さくなった分だけ暮らしは少し軽くなった
入居前の不安と1か月後の実感

入居後に大きく変わった感覚はこの3つです。

・怖かった生活音に少しずつ基準ができた
・持ち家を手放した喪失感より管理負担が減った軽さを感じた
・正体の分からない不安が対処できる現実の課題に変わった

引っ越す前は正直かなり憂鬱でした。応募していたときは「どうか当たりますように」と願っていたはずなのに、いざ本当に引っ越すとなると楽しみより不安の方が大きくなりました。

ムンク

典型的な引っ越しブルー2

ところが、実際に1か月暮らしてみると、思っていたよりずっと悪くなかったのです。快適です、と言い切れるほどではありません。段ボールは残っているし、水回りの臭いもまだ少し気になる。それでも、以前の家より暮らしやすいかもしれないと思う瞬間が多々あります。

以前の家は三階建て。お風呂や洗面所は一階、二階がキッチンで、寝るのは三階。収納も各階のあちこちで、いったりきたりが大変なこともありました。それに比べて今はいわゆる「平屋」なので、暮らしがひとつの階に収まっていて、実に効率が良いのです。

都営住宅のキッチンに設置した白い二口ガスコンロ
都営住宅のキッチンに設置した白い二口ガスコンロ

入居後に購入したガスコンロ。三口のビルトインコンロに慣れていたので、使いづらくなることを覚悟していましたが、ところがどっこい!新しい機能満載で何の不便も感じません。

一番心配だったのは外の騒音より生活音

あっせん通知後の都営住宅の下見では設備や収納だけでなく、音、臭い、共用部分まで自分なりに確認しました。それでも、たった一日部屋を見ただけでは毎日の暮らしまでは分かりません。

入居前に気にしていたことはいろいろありましたが、1か月住んでみた今振り返ると、一番大きかった不安は「騒音問題」です。騒音と聞くと、上階の足音や隣の生活音など周囲から聞こえてくる音を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、私が何より心配していたのは逆で、自分たちが出す生活音でした。

息子は戸建ての持ち家で生まれ育ち、集合住宅で暮らすのは今回が初めて。これまでは多少足音が大きくても、大きな声を出したり突然歌い始めても、家族以外に迷惑をかける心配はほとんどありませんでした。

少し発達グレーゾーン3傾向のある彼は、気分が高ぶると声や動きのボリュームを自分でうまく調整することが難しいときがある……引っ越し前から、「今度の家は上下左右に人が住んでいるからね」「夜は声や足音に気をつけてね」と何度も言って聞かせました。たぶん、言われた本人はかなりうんざりしていたと思います。

ムンク

まさに騒音警察4

学人:まなびと

み、耳が痛い…

注意する自分の声がうるさい問題

実際に住み始めると、息子なりに気を使っている様子は見て取れます。以前より静かに歩こうとしたり、夜は声を抑えたり、本人なりに「集合住宅で暮らしている」ことを意識しているのだと思います。

とはいえ、長年の習慣が1日で変わるわけではありません。足音が大きい気がする。声が響いている気がする。何かを置く音が、下に響いた気がする。そのたび私は「もう少し静かに」「下に響くよ」と注意してしまう。本当に周囲へ響いているのか。それとも私が気にしすぎているだけなのか。

そして、生活音を気にしているうちに、今度は別の心配も出てきました。息子の音より、注意する私の声の方がうるさいのでは⁉

学人:まなびと

注意する声が一番うるさい⁉

ムンク

母親あるある(大反省)

せっかく新しい生活を始めたのに、家の中でいつも「静かに」「うるさい」「気をつけて」と言われ続けたら、息子にとって家が落ち着ける場所ではなくなってしまう。

入居前:ご近所から苦情が来る怖さ
入居後:神経質になりすぎて親子関係を険悪にする怖さ

集合住宅で周囲へ配慮することはとても大切。でも、音を一切立てずに暮らすことなんかできません。息子に気をつけてもらうことと、家の中で常に緊張させることはまったく違います。

周囲の生活音で少し肩の力が抜ける

そんな私を少し安心させたのは、先住者たちの生活音です。

どこの部屋からなのかは分かりませんが、ときどき足音や物を動かすような音が聞こえます。遠くでドアが閉まる音、廊下を歩く気配、何かが床に落ちたような音。どれも「うるさい」とは感じられず「暮らしていればこのくらいの音はするよね」と思える程度です。

それが、意外なほど安心材料になりました!!!

集合住宅は、完全な無音を競う場所ではなく、お互いの生活が少しずつ聞こえる場所なのだと、ようやく実感できました。もちろん、だから何をしてもいいという話ではありませんが、普通に暮らす音まで全部「騒音かもしれない」と恐れる必要はないのかもしれません。

学人:まなびと

隣近所の生活音が安心材料とは…

ムンク

入居前には想像できなかった

実際、隣室の独居高齢者の方は「長く空き部屋だといろいろと不安…ご家族が入られて良かった」と話されていました(納得)

想像していなかった困りごとは普通に起きた

入居前にあれほど心配していたことは、思っていたほど大きな問題にはなりませんでした。その一方で、想像していなかった困りごとは普通に起きています

玄関ドアの閉まる音がやたら響く、網戸の思いがけない隙間、予定通りに進まなかったエアコン工事etc…

ただ、実際に起きた問題には名前があります。ドア開閉音、網戸、エアコン。原因を調べたり、問い合わせたり、対処方法を考えたりできます。住む前の不安は形がないので、いくらでも大きくなります。でも、現実の困りごとは、たいてい思っていたより具体的でした。

ドアの開閉音についてはJKKの修繕窓口5に相談したら、すぐに対応してくれて改善しました。気になる箇所は入居許可日6から3か月以内に連絡することがポイントです。

網戸とエアコン工事については記事ひとつでは収まりそうにないので、その話は改めて[こちらの記事(※準備中:近日公開予定)]に書こうと思います。

入居前の不安は現実サイズの課題へ

それでは、本記事の着地点です。

都営住宅に住み始めて1か月。入居前に抱えていた不安のすべてが消えたわけではありません。息子の生活音や突然のリサイタル(特に入浴中に歌い出す)は、こちらも大声で注意してしまいます(反省…

それでも、「ここで暮らしていけるのか」という当初の不安は、さわやかな風のように吹き抜けていきました!

この記事の着地点
  • 一番心配だったのは周囲の騒音より自分たちが出す生活音だった
  • 周囲から聞こえる普通の生活音が集合住宅で暮らす安心材料になった
  • 持ち家より小さな家に移ったことで暮らしは少し軽くなった

入居前の不安はほぼ取り越し苦労でした。ただ、その不安があったから調べたことも、準備できたこともあります。取り越し苦労も、全部が無駄だったわけではなさそうです。

都営住宅での暮らしはまだ始まったばかり。書きたいことは山ほどあるので、順次[こちらの記事(※準備中:近日公開予定)]に書いていきます。どうか首を長くして待っていてくださいね!

ムンク

最後まで読んでいただきありがとうございました!
まずは息子より自分の注意音量から見直します…


  1. 集合住宅:マンションや団地のように、ひとつの建物の中で複数の世帯が暮らす住宅のこと。戸建てと違い、上下左右の住戸との距離が近いため、生活音への配慮が必要になる。 ↩︎
  2. 引っ越しブルー:引っ越し前後に期待よりも不安や憂うつさが大きくなる状態のこと。環境の変化や手続き、片付けの疲れが重なり、「本当にこれでよかったのかな」と気持ちが沈むことがある。 ↩︎
  3. 発達グレーゾーン:ここでは医学的な診断名としてではなく、得意不得意の差が大きかったり、刺激や気分によって声の大きさ・動きの調整が難しくなることがある状態を指す。家庭内で感じている特性を読者に伝わりやすくするための表現。 ↩︎
  4. 騒音警察:本文中で、少しの生活音にも過敏になり「静かに」「下に響くよ」と注意しすぎてしまう自分自身を、やや自虐的に表現したもの。実際の苦情や取り締まりではない。 ↩︎
  5. JKKの修繕窓口:都営住宅へ入居後に設備の不具合や気になる箇所があった場合は、管轄の窓口やJKK東京お客さまセンターへ連絡。入居許可日から3か月以内に連絡すれば、本来は入居者負担の修繕でも東京都負担で修理できる場合がある。 ↩︎
  6. 入居許可日:都営住宅の使用が許可された日付のこと。鍵を受け取った日や実際に引っ越した日とは異なるので、各自注意が必要。 ↩︎
この記事を書いた人
管理人:ムンク

ムンク

人生の難問に「最終解」を探すブロガー

都心湾岸部在住の個人事業主
離婚・持ち家売却・都営住宅など難問の「最終解」を発信!
応募12回目を経て繰上げ当選→都営住宅へ引っ越し(R8.6)

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